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2023.01.18
【恵比寿映像祭2023「テクノロジー?」にて東京国際ろう映画祭セレクション4作品上映】

恵比寿映像祭2023 
開催期間:2023年2月3日(金)~2月19日(日) 月曜休館
東京国際ろう映画祭「視覚の知性2023」 
公式HPwww.yebizo.com

今回、恵比寿の地で年に一度、展示、上映、ライヴ・パフォーマンス、トーク・セッションなどを複合的に行ってきた映像とアートの国際フェスティヴァル——恵比寿映像祭2023「テクノロジー?」のリンクプログラムとして、「視覚の知性」をテーマにした東京国際ろう映画祭セレクションの4作品を一挙上映します。 稀代のろう映画監督・深川勝三による1970年代の東京を舞台にした人間ドラマ《たき火》、ろう者たちの音楽を問う《LISTEN リッスン》、家族の不条理を描く《田中家》、インド人の盲目の蠟燭職人と日本人のろう者の舞踏家を追ったロードムービー《TOTA》—— 目で生きる人たちの感覚や知覚を通じて浮かび上がってくる表象や新たな概念を体験し、この世界を捉え直していく4作品です。全てアフタートークがつきます。この機にぜひ東京都写真美術館まで足をお運びください。

東京国際ろう映画祭「視覚の知性2023」 プログラム紹介

手話を言語に、ろう者たちが楽器や音声を介さない「音楽」を奏でるアート・ドキュメンタリー。国際的に活躍する舞踏家から演技経験のない一般のろう者まで多彩な人々が、自身の手、指、顔の表情から全身に至るまで、その肉体を余すことなく駆使しながら視覚的に「音楽」空間を創り出していく。
「LISTEN リッスン」牧原依里、雫境
2016年/58分/サイレント/日本手話(日本語字幕)/配給:アップリンク


日時:2月5日(日)15:00- | Q&A:牧原依里、雫境[手話通訳付]
会場:東京都写真美術館1Fホール
料金:800円(前売) 1,000円(当日)
※詳細は「チケット」ページをご覧ください。
https://www.yebizo.com/jp/program/2384

日本ろう映画の先駆者といえる稀代の映画監督・深川勝三による人間ドラマ。彼の死後に、おおだてのぶひろ監督が編集・完成させた。舞台は1970年代、北海道から上京したろう青年は、靴磨きの仕事をする女性ろう者と知り合うが、仕事と生活では苦労が続く。家族間の葛藤、青春、昭和の時代のろう者の自立と成長が描かれている。
「たき火」深川勝三
1972年/108分/サイレント/日本手話(日本語字幕)

日時:2月5日(日)18:00- | Q&A:牧原依里、おおだてのぶひろ(映画監督)[手話通訳付]
会場:東京都写真美術館1Fホール
料金:800円(前売) 1,000円(当日)
※詳細は「チケット」ページをご覧ください。
https://www.yebizo.com/jp/program/2394

都内の片隅で暮らす女性を軸に、「家族」についてその不条理も含めて描き、問いかける作品。主人公・田中真衣は姉夫婦と共に一軒家で生活していた。繰り返す変わらない日常に「これからどうするの」と家族から問いかけられた真衣は……。
「田中家」牧原依里
2021年/60分/サイレント/日本手話(日本
語字幕・英語字幕)

日時:2月11日(土)15:00- | Q&A:牧原依里[手話通訳付]
会場:東京都写真美術館1Fホール
料金:800円(前売) 1,000円(当日)
※詳細は「チケット」ページをご覧ください。
https://www.yebizo.com/jp/program/2404
インド人の盲目の蝋燭職人と、日本人の聾の舞踏家を追ったロードムービー。二人がインドで出会い、共通の言葉も、また共有できる視覚・聴覚情報もない状況から、互いの存在を認識していく姿をとらえる。そこに生まれた二人だけの言語と空間から、コミュニケーションの根源を問う。
「TOTA」八幡亜樹
2012年/52分/サイレント(一部音あり)/日本手話・日本語・ヒンディー語(日本語字幕・英語字幕)

日時:2月12日(日)15:00- | Q&A:牧原依里、八幡亜樹[オンライン/手話通訳付]
会場:東京都写真美術館1Fホール
料金:800円(前売) 1,000円(当日)
※詳細は「チケット」ページをご覧ください。
https://www.yebizo.com/jp/program/2418


[主催]東京都/公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館/日本経済新聞社
[共催]サッポロ不動産開発株式会社/公益財団法人日仏会館