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代表挨拶
コロナ禍において第3回東京国際ろう映画祭を開催するにあたり、映画祭に関わる皆さんにとってより良い方法を模索しつつ、今日まで準備を進めてまいりました。

結果、今回は会場上映のほか、初めてオンライン上映に取り組むことになりました。12月4日・5日は渋谷・ユーロライブにて会場上映、同時に12月4日〜12月12日の9日間、オンライン上映を行います。多様性に富んだろうにまつわる映画を、会場とオンラインを併用した上映を通して世界中の方々に広くお届けすることで、新しい化学反応が生まれていくことを期待しています。

2021年のテーマは「異質」。

この世界には様々な人間がいます。それと同時に、あなたにとっての「異質」も身近な日常の中にあらゆる形で存在しています。
もし、異質さと出会ったらあなたはどうしますか?「異質」はあなたにとってどんな存在ですか?
今回の東京国際ろう映画祭は、そんな問いを映画にした作品を皆様にお届けしていきます。

  また、公募作品も前回を超える、ユニークかつ勢いに満ちた野心的な作品41本が集まりました。ろう者スタッフを中心に審査して選出した作品はいずれも大きな未来を感じさせてくれるものばかりです。
この機会に、ろう者視点でセレクトした最新の映画をぜひお楽しみください。
東京ろう映画祭実行委員会 代表 牧原 依里
東京国際ろう映画祭について
東京国際ろう映画祭は、ろう者スタッフが映画をセレクトする映画祭です。
日本の渋谷で2年に1回、ろう者・聴者がスタッフとなって開催しています。
本映画祭では、中編・長編映画を中心に、ろうにまつわる作品を上映します。ろう者をとりまく手話社会、ろう文化を映した作品を多くの聴者、そしてろう者自身にもご覧いただき、その魅力を深く知っていただくことでろう者の社会や芸術の発展に寄与し、聴者とろう者の相互理解の場を創出することを目的としています。
映画祭の上映プログラムでは、手話弁士の登壇や、フィルム上映、邦画の日本語字幕付き上映などのほか、国内外からゲストをお招きしたアフタートークやシンポジウム、ワークショップなど幅広い企画を実施しています。
第3回は2021年12月4日〜12月12日に会場とオンラインにて開催。
アジア初上映作品や日本未公開作品などを含む世界中からバラエティ豊かな作品をセレクトし、国際手話、アメリカ手話、音声認識アプリを介しての多言語対応など、多様なアクセシビリティをご用意しています。
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