ドキュメンタリーとろう者
日時:2021年12月10日(金) 20:30-22:00
オンライン配信・事前予約・参加費無料
ドキュメンタリーの定義は様々にありますが、その中の一つに記録映画があり、視覚的な手話を使うろう者や聴者を捉えるのに貴重なメディアと言われています。
ろう者当事者の今村彩子監督、ろう者の兄を持ったSODA(Siblings Of Deaf Adults/Children)の蘇青監督、聴者の松井至監督、彼らはカメラを通して何を見つめてきたのでしょうか。それぞれの立場の眼差しからドキュメンタリーを通してろうの世界を撮っていく行為について語ります。
情報保障:日本手話・アメリカ手話・国際手話・日本語字幕・英語字幕 ※音声は日本語のみ提供
登壇者
今村 彩子
愛知県生まれ。愛知教育大学卒業し、20歳からドキュメンタリー映画制作、上映・講演活動をしている。主な作品に『架け橋 きこえなかった3.11』(2013)『Start Line(スタートライン)』(2016)『友達やめた。』(2020)映画『きこえなかったあの日』(2021)など。著書『スタートラインに続く日々』(2019)を出版。
蘇青(Su Qing スー・チン)
モンゴル生まれ。1990年に鉄道設計の学位を取得し、北京の広告会社でアート・クリエイターと編集者、テレビ映画製作会社で監督業に携わる。独立後、数々のドキュメンタリー作品を手がけている。主な作品に『白塔』(2004)『手話時代』(2010)『カーロ・ミオ・ベン(愛しき人よ)』(2017)。
松井 至
「聴きとりづらい声を聴くこと」をモットーにドキュメンタリーを制作。当事者の横に立ち、共に変化しながら世界観をかたちづくる制作を行う。コロナ禍の東京を映した『東京リトルネロ』で貧困ジャーナリスト賞・ギャラクシー賞(奨励賞)など受賞。無名の人たちが知られざる物語を語る映像祭<ドキュメメント>などを主催。主な作品に『私だけ聴こえる』(2021)。
ろう映画の字幕制作の裏側
日時:2021年12月9日(木) 20:00-21:30
オンライン配信・事前予約・参加費無料
東京国際ろう映画祭の上映作品に日本語字幕と音声情報をつけるのにどういう作業をしているのでしょうか。字幕制作者たちにその裏側を語っていただくとともに、手話言語と音声言語が混ざるが故の苦労や工夫をお伺いします。より良いアクセシビリティのあり方と、作品性との両立について視聴者たちに共有していきます。
情報保障:日本手話・アメリカ手話・国際手話・日本語字幕・英語字幕 ※音声は日本語のみ提供
登壇者
山上 庄子
「当事者性」と「作品性」を意識した映画のバリアフリー化を行うPalabra株式会社代表取締役。字幕・音声ガイド制作に『ドライブ・マイ・カー』『MINAMATA』『花束みたいな恋をした』など。
丸山 垂穂
映画字幕翻訳者、手話通訳士。関わった主な作品に『仕立て屋の恋』『ヴァンサンへの手紙』『真実』など。
坂本 晶子
バリアフリー字幕制作者、音声ガイドディスクライバー、映像翻訳者。BS・CSの放送字幕を中心に活動中。
嶋 真希
バリアフリー字幕制作者、映像翻訳者。アニメからプロレス、時代劇など幅広いジャンルの放送字幕を手がける。
牧原 依里
東京国際ろう映画祭代表。ろう者当事者として映画の作品モニター検討会に度々参加している。当映画祭ではろう者当事者として作品全体の字幕チェックに携わる。
東京国際ろう映画祭フォーラム2021
日時:2021年12月11日(土) 14:00-16:00
オンライン配信・事前予約・参加費無料
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
東京ろう映画祭実行委員会のこれまでの活動と道のりを振り返るとともに、ろう映画制作ワークショップ2021ベーシックコースの受講者制作作品を上映します。アフターコロナの中、当映画祭を開催することの意味と作品発信について語る他、東京ろう映画祭実行委員会の今後の展望と課題について共有します。
情報保障:日本手話・アメリカ手話・国際手話・日本語字幕・英語字幕 ※音声は日本語のみ提供
クロージングセレモニー(オンライン)
日時:2021年12月12日(日) 20:00-20:30
オンライン配信・参加費無料
あなたの1票が決める!オンライン配信にて第3回東京国際ろう映画祭公募作品の観客賞受賞作品を発表します。
注意事項
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※トークゲスト、スケジュールは予告なく変更することがございます。